2008年09月30日

「黄金の魔獣」vol.1

※こちらの記事は18禁です!その上、BL系です! ご注意下さい※
※この話は、「異能の素子」の登場人物のそのシーンのみを書いたものですので、いきなり、そのシーンから始まっています。

【登場人物】
アートラン……魔導師。13歳。金髪で紫がかった青い眼。魔力が強い。
アダンガル……セラディムの王の弟(実は息子)。文武両道に優れた有能な為政者。茶色の髪に茶色の瞳。

Vol.1
アートランの左腕がおかしいことに気が付いてアダンガルが掴んだ。
「どうした、これは」
 半袖から黄金の鱗のようなものが見えていた。アートランが胴衣を脱いだ。左胸と左の二の腕まで、円盤状のものがびっしりと重なり合っていた。
「ジィノム操作で大きくされたパルアーチャ……好きになったから食ったら、あいつの身体の毒でこんなふうになった」
 アダンガルが相変わらずだなと呆れた。あの養魚プラント事故はアートランの仕業とはわかっていたが、食っていたとは思わなかった。
「一匹残らず食べてやりたいけど、さすがに全部は食べられない」
 だからもう止めさせるとアートランが鱗に触れた。アダンガルも指先で鱗を撫でた。
「まったく、おまえは魔導師ではなく、魔獣《マギィクエェト》だな」
 アートランが、ぷいと顔を逸らした。
「好きになったから……か……」
いきなり引き寄せ、きつく抱き締めた。
「……きついよ……」
 大人びた顔でアートランが目を細めた。アダンガルが険しい眼で睨みつけた。
 ……俺の気持ち…わかっているくせに……
 いつもからかうようなことばかり言う唇を塞いだ。
(続く)
posted by のり at 01:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 18禁ゲイ小説
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